遠い国からはるばると

インフルエンザにかかってしまった。

 

2日前、朝起きた際に「あれ?なんか頭が痛いな」と思って体温を測ってみたところ、37.5度だったため安静にしていたのだが、今日病院に行って判明した。

この時期に風邪を引くと大抵病院でインフルエンザの検査をさせられる。あの、鼻の穴の奥に綿棒を突っ込まれるアレだ。アレが嫌で嫌で仕方がない。確実に脳味噌まで届いている。病院で右の鼻の穴に綿棒を突っ込まれた時、あまりの痛さに悶絶し、思わず右足が上がってしまった。その痛みを引きずったまま、今度は左の鼻の穴へ。痛い思いをするたびに思うが、片方だけ取れば充分ではないか。もう片方はストレス発散のためだけにやってるのではないだろうか(そんなことはない)

そうして、足も上がるような痛い思いをした結果、インフルエンザA型と診断されたのである。

心配になり、土日に遊んでいた友人3人に連絡したが、うち2人もインフルエンザA型と診断されたとのこと。おそらく誰かが菌を持っていたのだ。バイオハザードである。あなたのインフルエンザはどこから?と聞かれたら、間違いなくどちらかの友人の名前を答える。

ところで、インフルエンザ菌というのはどこから来るのだろうか。現在看護学校で医療の勉強をしている中岡まゆに聞いてみたところ「渡り鳥が運んでくるって検索したら出てきた」と返ってきた。知らんのかい。

僕も詳しく知りたかったので検索することにした。持つべきはGoogle検索である。すると、やはりインフルエンザ菌は渡り鳥が運んでくると出てきた。このサイトに詳しく解説がある↓

 

http://pro.saraya.com/kansen-yobo/column/company/iwasaki03.html

 

…なるほど。

このサイトにある「シベリアの永久凍土」という言葉に、若干のロマンを感じてしまった。永く凍りついた太古のウィルスが復活してしまった感がある。B級パニック映画の始まりのような設定である。

そして、封印を解かれた菌達が渡り鳥の身体の中ですくすくと育ちながら遠い海を渡ってくるのだ。シベリアから日本まで、海を渡ってくる。渡り鳥というのは地図もコンパスも持ってないのによくシベリアから日本まで辿り着けるなと思う。道に迷ってモンゴルあたりに間違えて行ってしまう渡り鳥もいるのかもしれないが。そうして、無事日本に辿り着いたインフルエンザ菌はなんやかんやあって僕の身体に辿り着いた。長旅ご苦労様である。

しかし、インフルエンザで大変なことになってしまう人もいる。だからこんな呑気なことは言ってられない。今はただ、薬を飲み、安静にするのが一番である。

 

今日病院に行くために外に出ると、日差しが暖かかった。気がつけば季節は春である。

春はどこから来るのだろうか。